文禄の戦いが終わり、日本と明の交渉が
行われている合間に李氏朝鮮では、
戦った朝鮮官軍や義兵への論功問題が起きます



基本的に朝鮮政府は、戦った部隊から報告を
受理して論功に対応していましたが、
李氏朝鮮の価値観では、卑民とされていた者たちも
義兵に参加していたので彼らに対する褒賞の出し惜しみ
をしたり、さらに戦争により経済が疲弊し、
全員への論功を処理できないことから頭を悩ませていました


また勝ったとか多くを討ち取ったとか
威勢のいい報告が乱発された割には、
日本人の首級が極端に少なかったり、
戦捷(戦勝)報告の倭軍撃滅数からみて
全滅しているはずの倭軍が、ある地区で健在だったりと
不審な報告が相次いだので、
朝鮮政府は、役人を各地に派遣し実態調査を始めます


そこから明らかになったのは、
以前にも書いたように偽首(朝鮮人)や、戦っていないのに
倭軍・倭賊(日本軍のこと)を打ち破ったとか、
朝鮮兵や義兵が10人で1人の倭兵を射て、
10人を射殺したことにするなどの
(倭兵の生死未確認のケースも有り)
戦果水増しの手口が明らかになり、
当然ながら問題になりました


しかし、現在の韓国や北朝鮮の社会状態を見れば、
このような不正行為は特に驚くべきものではないと
言えるでしょう

これにより李氏朝鮮は、現物である首級の届け出と
送られた首の調査の厳密化と、
戦場の監視の強化を図るように指示したのでした

これは恩賞を渋っていた李氏朝鮮に
とっても幸いといえたでしょう



tgrs



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